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『彼女に申し訳なくて』

『彼女に申し訳なくて』

パーソナルドクターに対してそう口を開いた34歳男性のSさん。名門大学を出て一流企業に就職し、容姿も典型的なイケメン。誰もが羨望の眼差しを向けるそんな彼にも、何年間も一人で悩んでいることがありました。それは、『性』に関わるお話。彼は『早漏』という問題に悩んでいたのです。一途なSさんは、大切な彼女が性的な関係の不充実によって自分に嫌気がさしてしまうのではないかと、強く不安に思っていました。

もともとは睡眠の質を高めて仕事のパフォーマンスをあげたいという気持ちでWellnessに参加した彼でしたが、パーソナルドクターとのコーチングを繰り返すうちに、『早漏』という悩みを抱えていることをふと思い出しました。わざわざ病院に行こうと思ったことはなかったSさんでしたが、ダメ元でパーソナルドクターに相談してみることに。

結果、どうなったでしょう?サプリメントや刺激を抑える軟膏など駆使していても全く効果を感じなかったにも関わらず、何も新しいモノを使わずに、大幅に症状が改善したのです。その理由は、『正しい知識を身につけることで、やるべきことが明らかになり、不安がなくなったから』です。

今回の記事では、Sさんが学んだ『早漏』に関わる基本的事項を共有し、なぜ長年の悩みが改善したのか考察してみようと思います。

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【早漏】
性交時の射精に至るまでの時間が本人の意思に反して過度に短く、パートナーが満足できない状態。なお、女性のほうが性的満足を得るのが遅いため、男性側が自然に任せて射精した場合は誰もが早漏となります。

【早漏の有病率】
国際的には18~70歳の男性の20~30%以上が「自分の射精が早いのではないか」と心配しています。しかし正しい診断基準に基づくと、膣挿入から約1分以内に射精が起こる男性はわずか1~3%です。また、早漏の男性の約20%において、年齢とともに症状がより重症化します。

なお、膣挿入前の射精が原因で妊活がうまくいかないという方もいます。歳をとるほど早漏やEDのリスクは上がるため、女性だけでなく男性も、生殖能力は年齢が上がるほど低くなります。なお不妊は男性因子も大きく関連するということも、覚えておきましょう。

【射精のメカニズム】
ここで射精のメカニズムを確認しましょう。射精を司るのは交感神経です。副交感神経の働きで勃起・精液の移動が起こり、性的刺激により脳が興奮すると交感神経に切り替わる形で射精が起こります。
なお射精に関しては腰椎周囲の神経回路で起こる反射なので、直前になって頭で止めようと思っても不可能です。これは、寒い時に鳥肌がたつのを意図的に抑えられないのと同じようなイメージです。交感神経の過活動が早漏の原因になるため、日々のストレスやパートナーとの関係、心のコントロール度によって状況は大きく変わります。

(画像: https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/21-男性の健康上の問題/男性の性機能障害/男性の性機能障害の概要)

【早漏の分類】
意外と知られていませんが、早漏には大きく3種類あります。どれに当てはまるか考えることが最初のステップです。

1, 過敏性早漏
刺激に敏感すぎることで早く射精してしまう状態。自慰行為において刺激が強すぎる場合や、包茎が原因となっている場合があります(包茎による亀頭の刺激脆弱性が原因の場合、包茎手術によって改善するケースもあります)。

2, 心因性早漏
性的興奮が過剰であり、交感神経の過活動によって早期に射精してしまう状態。大きな原因は経験不足にあり、10-20代の若年者に多い。この他、過去のトラウマや結婚による関係性の変化などが原因になる場合もあります。

3, 衰弱性早漏
射精閉鎖筋という筋肉が衰えることが原因で、加齢によってリスクが増加します。この場合、射精自体の勢いも低下していることが多いです。

【分類別対策】
早漏といっても、上記分類のどれに該当するかで対応策は大きく異なります。ここでは、それぞれについて代表的なものを述べます。

1', 過敏性早漏
*感覚を鈍麻させるスプレーの利用(知覚を麻痺させることで刺激への過敏性を低下させます。性的満足度も低下する可能性はあります。)
*トレーニング(TENGA等を使用した、刺激への耐久性を高めるトレーニング。筋力トレーニングと同様です。)

2', 心因性早漏
*深呼吸する(自律神経=交感神経と副交感神経が整い、過興奮を抑制します)
*マインドフルネス(自分の興奮度に気づくことも重要。ブレーキを踏んで間に合うタイミングを把握しておくことが大切です)
*慣れる(パートナーと付き合ってすぐなど、初期のみ早漏という方も非常に多いです.慣れによって交感神経過活動をコントロールできます)

3', 衰弱性早漏
*射精閉鎖筋のトレーニング(肛門付近にある筋肉を意識すると、間接的に鍛えることができます.排便を我慢するように力を入れる動作や、スクワットを行うことで筋力を改善できる可能性があります.)

【Sさんのケース】

Sさんの場合は上記の学習を通じて、『昔別の女性に、満足できないと言われたこと』がトラウマのようになり、精神的に緊張してしまっていることが原因かもしれないということに気づきました。

Sさんは勇気を持ってパートナーと向き合い『相手が怒っていないこと』を確認したことで安心し、自分なりに心を整えるための工夫をし、何度か練習してみることにしたようです。Wellnessではマインドフルネスについても学習し、自分の状態に気付きコントロールするための訓練もはじめました。
結果、今では随分と症状がよくなり、パートナーにも『真剣に考えてくれてありがとう』と言ってもらえたそうです。

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極論をいってしまえばSさんの場合、早漏が改善しなかったとしても、死ぬことはありませんでした。恐らく普通に歳をとり、50歳から60歳で病気になり、そこではじめて誰かしらの医師と出会うことになったでしょう。「死なない・病気がない」という意味での健康という観点では、現状特に問題がないからです。

けど、健診で異常値が1つもないSさんでさえ、パーソナルドクターにとても満足してくださっています。そして、これからも関係を続けたいといいます。医者にできるのは、医学的な病気を治すことだけではありません。正しい知識に基づいた安心を提供できることも価値なんです。

不安がなくて、自信が持てる人生って、より素敵じゃないですか?

『病院に行くほどじゃないんだけど』なんていう悩みがある方にとって、Wellnessは最適解になると確信しています。まずは是非お気軽に無料カウンセリングへ。

Wellnessは、医師による1on1コーチングを通じてヘルスリテラシーを身につけ、予防・健康管理を最適化するためのパーソナルドクターサービスです。短期集中の学習カリキュラムと、常に担当ドクターにアクセスできる月額制のウェルネスメンバーシップを用意しています。

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パーソナルDr.コーチング『Wellness』は、医師とともに心身の課題やリスクと向き合い、ヘルスリテラシー を高めて効率的に予防ケアを行うためのサービスです。
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